閣下とジャック
 引き出しの奥から1枚のハガキが出てきた。
 岩波書店の月刊誌「世界」に、"閣下とジャック"が連載されたことがある。
 その連載ををお知らせするハガキだ。
 2006年11月頃、第一次アベ政権に非常な危機感を持っていた時だ。
 下とジャックの愉快で強烈な風刺のおかげで(?)、ブッシュは去り、
 アベも引っ込んだ。
 しかし、なんとしぶとい! アベは再び出てきて、したい放題をしている。
 憲法を守らない総理大臣なんて、もうこれはファシスト・独裁者だ。

 軍隊は国家は守るかもしれないが、国民は守らない。
 アメリカの言うなりに アメリカの戦争を手助けするなんてまっぴらだ。
 ずっと前、反原発のスローガンに「東京に原発を!」というのがあった。
 原発が安全だと言うなら地方にではなく東京に造ればいい、という逆説だ。
 今再び、「東京に原発を!」そして「辺野古にではなく東京に米軍基地を!」 
 閣下とジャックも、きっとこんな風に言うだろう。

 町田純亡き今、独裁者に最後(最期)の一撃を食らわせるジャックの強烈な
 最後ッ屁はもう望めない。
 いや、どこかから一発といわず何発も食らわせてくれるかな?
 この国の独裁者が閣下と同じくらいの知性と人間性を持っていてくれたら、
 この国ももう少し美しくなるだろうに。

 様々な署名活動がありますが、その1つです。
 「安全保障関連法案に反対する学者の会」
 学者でない市民も、下のURL から署名できます。
 私も市民で署名しました。
 
http://anti-security-related-bill.jp/
2015.7.1  by Mariko Machida