「オイ」
「ハイ、閣下」
「新聞の海外のコラムに、ヤホンの首相が<開かずの踏切>に橋をかけるよう指示を出したとアルガ、 <開かずの踏切>とはナンダ?」
「閣下、ソレハ列車がひんぱんに往来するため、渡るコトのデキナイ踏切のコトデス」
「フム、そんな踏切がアルノカ? ワカラン。 そもそもナンデこんなコトまでイチイチ首相が出ていって決めなきゃナンナインダ? もつと他にヤルコトがアルダロー!」
「イエ閣下、ヤホンの首相のウタイ文句、<構造改革>の主要な一環らしいデス」
「ソーなのか? ま、橋梁は確かに構造物だからナ。ドーセ奴らはそんな改革しか出来ナイんダロー」