"ボブ・マーリー"ヘアーのトレーダー? 
8月5日、抗議行動「イスラエルとの軍用無人機共同研究にNO!」に参加した。
"ホロコーストの犠牲者悲願の国イスラエルとそれを攻撃するテロリスト・パレスチナ人" こんなイメージがまだ一般的なのだろうか? 現実は全く違う。
イスラエルは無人の荒野に建国されたわけではない。パレスチナと呼ばれていたその地にはユダヤ人、イスラム教徒のアラブ人、キリスト教とのアラブ人が平和に共存していた。ここにユダヤ人の国を作るためには、アラブ人は邪魔な存在だ。彼らを虐殺したり追い出したりして建国されたのがイスラエルだ。難民となったアラブ人は自らをパレスチナ人として、帰還の権利を訴え続けている。

シメ君の祖先もこの時に、パレスチナを追われた
ーシメ君の語る伝説ー
 ーーその昔、キリストの誕生をさかのぼること6000年。シャカが生まれるずっとずっと昔。ザラスシュトラが生まれるさらに昔のこと。シナイ半島の北、地中海とヨルダン地峡にはさまれた温暖で光に満ちた土地。数え切れぬほどの果物が1年中実をつけ、丘にはバラ、クロッカス、スイセン、ポピーが咲き乱れ、世界中の香りが生まれる土地。この土地パレスチナに長い間シメ族は本当に、たいそう幸せに 棲んでいた。
 そこにある年いきなり、突然に、イズラエドリの一群がどこからともなく舞い降りてきて、『ここは我々ご先祖様が、偉大なる我らが神から約束として渡された土地である。神の意志に逆らうことはできないから、おまえ達はすぐさまここから立ち去れ』と訳のわからないことを言い出した。
 シメ族は自分たちの棲みかと土地を守るために戦ったが、イズラエドリはオオアメリカドリの力を借りながら、シメ族の多くを虐殺して、この土地から追い払うことに成功した。以後、シメ族は財産も土地もすべて失って、放浪の生活を強いられたのである。ーー                 
                「ヤンとシメの物語」p.36,37
「ヤンとシメの物語」より
イスラエルは難民の帰還権を認めないばかりか、パレスチナ自治区を不法に占領し続け、巨大な隔離壁で囲み、最先端の兵器で壁の中に閉じ込められたパレスチナ人の虐殺を続けている。その最先端の武器の1つが無人攻撃機(殺人ドローン)だ。占領地でのレジスタンスは国際法でも認められている権利だ。壁に閉じ込められたパレスチナ人が手製のロケット弾をイスラエルに発射すると、それに対してイスラエルは圧倒的な軍事力での何千倍もの報復をする。この報復攻撃の犠牲者の多くは子どもたち女性たちだ。
イスラエルとパレスチナ人、どちらがテロリストだろうか?

アベ政権の後押しで、富士重工(スバル)・三菱電機・NECがイスラエルとの無人攻撃機の共同研究を唆されている。
パレスチナ人を直接殺す側に立つのは絶対にイヤだ!

それで、抗議行動に立った。
東京証券取引所正面の歩道の隅に立ったのは20人弱。12:00から1:00の炎天下、ここに上場している上記3社とその株主に訴えるねらいだが、聞いているのは警備員3人だけ。つば広の帽子にサングラスと日傘の完全装備で臨んだのだけれど、直射日光の攻撃に耐えかねて、途中正面横の建物の日陰に退避してサボっていた。
その日陰に外国人ビジネスマンが数人やって来て、野次馬半分で見物している。みんな大柄、白いワイシャツに黒っぽいズボン、手にはスタバのグランデ・サイズ。欧米系に見えたけれど、私の横に立った人はなんとボブ・マーリーのヘアスタイルだ! 目深に被っていた私の帽子のつばに邪魔されて顔は見えなかった。見えたのは腰までの長髪のもしゃもしゃの先っぽだけ。"ボブ・マーリー"スタイルのトレーダー!? 日本の会社ではこんなスタイルは許されないだろうなぁ、と妙に感心してしまった。
チラシを受けとって、簡単な説明を聞いて、去って行った。

ボブ・マーリー
「イスラエルとの無人攻撃機の共同研究に反対!」に賛同、ご署名頂ければ有り難いです。
武器輸出反対ネットワークの署名サイトです↓。


https://www.change.org/p/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%
A8%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%81%AE%E7%84%A1%E4%BA%BA%E6%
A9%9F%E5%85%B1%E5%90%8C%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%92%
E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%
95%E3%81%84
2016.8.8
Mariko Machida
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