7.キーセリ

 どんなときにキーセリを食べるのか?
 それは 疲れた夏が傷んだ葉陰でフサギ込んでいるとき。
 フサギの虫は秋に鳴くと思われている。でも本当は 夏の終わりの
 朝モヤの中や、夕辺のけだるい陽の光の中で鳴くんだ。
 そんなとき、ラズベリーやブルーベリーの実をつんでくる。
 でも別にどんな果物でもいいんだ。去年採って作ったジャムでも。
 ボクは草原に曲げ木の椅子を置き、坐る。
 そして キーセリを食べる。
 風はもう冷たいくらいだ。
 フサギの虫がいてもいなくても、どんなときにもキーセリ

果物(ブルーベリー、もも、あんず、プラム、いちご、などなど)
砂糖

葛粉またはコーンスターチ
生クリーム

 なべに果物と果物がかぶる位の水を入れ、10~20分煮る。
 裏ごしするか、ミキサーかフードプロセッサーでピューレ
 状にしたら、砂糖を加えてもう一度煮立たせる。
 水で溶いた葛粉またはコーンスターチを加えて、かき混ぜ
 ながら3分くらい火にかけ、とろみをつける。
 少し冷めたらグラスに入れて、冷蔵庫で冷やす。
 生クリームを上に注いで、召し上がれ。

 ももやプラムは湯むきして、切り分けてから煮る。
 砂糖の量は果物の酸味によって異なるので、味を見ながら
 好みの甘さにする。
 葛粉・コーンスターチの量は果物のピューレ1カップにつき、
 大さじ1の割合。

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