ドングリ 2022.1.15 

昨年、「ヤンと愉快な仲間たちの無垢の博物館」に「カワカマスのヴァイオリン」の展示をしようと準備をしていた時です。
リスが雨宿りのお礼にドングリを持ってくる場面があります。そのドングリを、粘土で豆粒より小さく作っていました。
実物のドングリを見ながらの作業です。ヤンの小屋の横にある木のドングリ、読者の方が送ってくださったドングリ、どこで拾ったか忘れてしまったドングリ、同じ種類のドングリでも小さいの大きいのがあります。違う種類だったら、なおさら。
そこで、ドングリ達に横に並んでもらいました。それが下の写真。
  ドングリのせいくらべ   ドングリもいろいろ

戸を開けると、急に思い出したように吹く風といっしょに、
小さな袋をブラ下げたリスが立っていた。
……
「ア、どうもありがとう」とお礼を言ってから中をのぞくと、小さなドングリがぎっしり入っていた。
……
ボクは、卓の上で転がったドングリを見ながら、途方に暮れた。
どうやって食べたらいいのかわからなかったから。
         (町田純 「カワカマスのヴァイオリン」より)


ドングリ達と一緒に、ちょっと遅い新しい年のご挨拶を申し上げます。
今年もどうぞよろしく<(_ _)>

             2022.1.15     Mariko Machida

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